卍のココロ
10月12日木曜日
大学時代に少林寺拳法部に所属していた僕は
約22年前、名古屋にあります、中京大学を卒業しました。
当時28代目の主将を務め、
腹筋もシックスパックに割れ、最盛期を迎えていました。www
時を経て、
部の創部50周年を迎えるにあたり、
少林寺拳法の心である「卍」をプリザーブドフラワーで制作して欲しいという
ある一通のメールが届きました。
第18代目OB山口様からでした。
何気なくテレビを見ていて、フラワーアーティストの 東信さんが出ていて、
そう言えばうちの部出身で、田舎で花屋さん頑張ってるやつがいると小耳に挟んでいた事が
あられた様で、わざわざ調べてホームページに連絡を下さったのでした。
もちろん、即答でお受けしました。
こんなに名誉な事はありません。
OBに感謝です。
部の旗をイメージして作ろうと決め、山口OBよりアクリルのケース、
サイズ600ミリ正方、深さ100ミリが到着。
その大きさに改めて気合が入ります。
ベースにドライ用のスポンジをセット。
ほぼ全面に敷き詰めます。
卍の書体は少し迷いました。
楷書で行くか、行書で行くか!?
真四角なので楷書が収まりはいいとは思いましたが、
悩んだ挙句、
動きのある行書で行くことに決めました。
書体の見本は17代OB大川様。
あの数え歌の作詞、作曲をされた方です。
先ずは卍の部分から大小大きさの異なる赤薔薇で滑らかに描いていきます。
もう少し。
卍部分完成!
筆で書いた様になんとか見えますでしょうか?
続いて周りの地の部分。
ウルトラマリンという色のバラとアジサイ、それにペッパーベリーでデザインしつつ埋め込んでいきます。
だいぶ埋まった状況。
色は同じですが、バラの配置が単調になると面白くないし、動きに勢いがつかないので、
凹凸などにも気をつけつつ、
ひたすら埋め込んでいきます。
もう少し。
ギッシリ!‼️
完成。
近くの神社で撮影。
本当はお寺がいいのですが、スケジュール の関係で。
いかがでしょうか?
卍の文字の由来は力の文字の鏡に映した逆さ文字と言われています。
武道の武とは戦いと止めるがその文字の由来とされています。
力の逆の発想が卍という訳です。
本当の強さとは戦いを止める事、
という教えです。
非常に偉大な言葉だ、と今になっても、
思うのでした。