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フラワードリーム2018ジャパンカップ 2

フラワードリーム2018ジャパンカップ 2

フラワードリーム2018ジャパンカップ 2

持ち込み作品

【国生み神話】

は古来日本の書物、古事記によれば

最初の日本人とされるイザナギ、イザナミのニ柱の神は

混沌の大地を天の浮橋から聖なる矛、天の沼矛でかき混ぜ、その時滴り落ちた雫が日本列島の礎を築いたという伝説を、

花で表現したものです。

真ん中のマンザニータの木を天の沼矛に外枠の赤い鳥居、三つ組みの盃、金の輪、松、石庭、など全て神事に関わる神聖なもので構成されています。

ストーリーを花で表現するのは初めての試みでしたが、

意外にもやりやすく、勉強にもなり、

何より全体が馴染んで、統一感も演出出来ました。

非常にいい手法であることを発見しました。

 

 

 

時間も充分に有り競技時間内にきちんと完成する事が出来たお陰で

見事、80作品中10位で予選を突破‼️

今回はグランドチャンピオンが開催される関係でセミファイナル競技が無く、そのままファイナル競技進出決定‼️

そして、同時に次回のシードが決定‼️

来年もジャパンカップの参加が決定した瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エントリーナンバー15番と呼ばれた瞬間。

複雑な心境の表情。

 

 

 

 

ここまで来たからには覚悟あるのみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに立った夢の舞台。

目標にしていたファイナルへの進出。

正直足が震えました。

東京入りしてから一睡もしていない状況でこの舞台。

さて、結果はどうあれ、全力でぶつかるのみだ、

そう自分に言い聞かせました。

 

ファイナル競技のお題は

自転車を使ったディスプレイ、テーマは

【風に乗って】

一本のスタンドが用意してあり、

主にハンドルを持つあげてウイリー状態を想定してあるようでした。

 

手練れの選手たちはきっとウイリーで構成してくる。

自分は一つでも順位を上げるには、思い切った構成に挑戦しないと歯が立たないだろう、

と思いました、が、

さてさて、それではどうする⁈

 

オリエンルームでじっと自転車を見つめ、思いついた構成は

俯瞰した自転車‼️

これしかない。

これに挑戦するしかないと思いました。

しかし、オリエンルームからはすでにスタンドが撤去され、

事前に試すことが出来ず、

本番でやってみるしかない、ダメならウイリーで行こうと決めました。

でも、勝算は半分くらいありました、

実は後輪のロックがかかる事に気づいてました。

ロックした状態で、前の籠をスタンドに引っかければ、立つのではないか⁇

と思ってました。

 

さあ本番、

 

 

 

 

 

とにかく、構成が出来れば、心理的にグッと楽になるので、自転車を立てるのに集中‼️

頼む!

立ってくれ‼️

スタンドアーーーップッ‼️

 

 

 

よっしゃーーーーッ‼️

たったーーーーッ‼️

立ったッターーーーーーッ‼️

 

クールに作業している風ですが、

その実、心の中ではよっしゃよっしゃよっしゃ‼️

の連呼‼️

この構成が成功なら、半分は完成。

あとは二箇所で花の流れを作ってそつなく仕上げる目処がつきました。

 

 

 

先ずは山吹を上に伸ばし、主張。

 

 

 

 

これこれ、これがやりたかったのよ。

 

 

 

 

 

 

デルフィ以外の花をさし、

完成。

流れは出来たはず。

サイズオーバー、ゴミの処理、反則行為、違反なし。

減点要素はないはずだ。

なんと、フラワードリームのこのファイナルの場で時間が5分ほど余ってしまった。

感無量でコロコロを転がし、

最後の清掃仕上げ、全体のチェックをする。

時間に追われず、やりきることの重要さ、身をもって知った今大会

 

 

 

 

 

仕上がりの図

 

 

 

 

総合結果、一つでも順位が上がれば、という思いで結果待ち。

発表。

結果、

総合順位

第9位‼️‼️

 

 

 

 

 

 

感無量、僥倖‼️

やった、一桁だ‼️

誇らしい気持ちと、

来年へのプレッシャー、

嬉しい気持ちと、

怖い気持ち、

相反する、気持ちが複雑に絡み合い、

すでに来年に向けての戦いは始まっていると感じた瞬間。

 

来年は最低でも今回以上の作品を作らなくてはいけない。

そう自分に課したこの日。

テンション、高揚感、気持ちを維持するのが大変だと

先輩デザイナーからよく聞く。

自分でも、ブロック大会などで経験済みだが、一年は微妙で不思議な期間だ。

四季の移り変わりと、

日々の仕事の忙しさ、など、美的感覚を養う事を怠けてはいけない。

心にはすぐにホコリが積もる。

払ってやる手間を惜しまないように、過ごしていこうと思う。